2018年9月14日、主催の西日本新聞社から「西日本大濠花火大会」が、今夏で終了することが発表されました。
中止の理由は「安全対策の限界」
負傷し病院へ搬送された方や、小学生が植えた花壇の花々が踏み倒されるなどが起こっていたそうです。
私は大濠公園の花火大会を鑑賞するときは、いつも六本松の南公園展望所から遠目に鑑賞していたので、どんな開催中はどんな状態かを想像することはできません。
(人が多いのって苦手なんですよね…)
しかし、花火大会が終わった夜の11時頃…
メチャクチャ屋台の食べカスが落ちてるんです。
とても衛生的ではない風景が広がっていますし、夜中掃除している清掃員の方々の苦労が見てとれます。
本当にお疲れ様でした。
そもそも、この大濠花火大会がなぜ始まったのか…あなたは知っていますか?
第一回花火大会
西日本大濠花火大会の記念すべき一回目は昭和25年7月25日に開催されました。
ちなみに第一回目の花火大会は「第一回西日本花火大会」という名前だったそうです。
西日本を代表する花火大会だったということですね。
昭和25年は第二次世界大戦後の「戦後復興期」であり、占領期を経て高度成長期が丁度始まりだした年でもあります。
戦後復興の実感と、戦争で亡くなられた方々への鎮魂の祈りを込め開催された花火大会でした。
実は長期中止になっていた時期がある?
大濠花火大会はこれまでに何度か中断・中止されていたことをご存知でしょうか?
最初の中断は1967年から1978年の約11年間。
この期間の詳細はどこを調べても見つからず、詳細が分かり次第、本記事に詳細を記載させていただこうと思います。
愛されてきた花火大会
利用者のマナーが招いた中止ではありますが、多くの企業や人々に愛されてきた花火大会であることに変わりはありません。
地元企業やプロ野球選手の松中信彦選手が個人協賛したり、NHK福岡放送局では生中継されるなど、福岡のイベントの中でも愛されたイベントだったのではないでしょうか。
56回を数えた今回の花火大会を最後に実施が難しくなった大濠花火大会。
いつか、この歴史ある夏の風物詩が再び蘇ることをお祈りし、結びとさせていただきます。
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