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執筆者の写真岩男海誠|スノーマンフィルム

【初心者向け】富士登山に初挑戦【登山ウェア篇】


突然ですが、私の趣味は登山です。

とはいえ、まともに活動をはじめてからは数ヶ月…半年くらいのレベルです。

仕事の関係上、毎月登ることは出来ませんが、それでも隙間を見つけて楽しんでいます。

しかし、所詮初心者は初心者。

色々なウェブサイトやブログを転々としながら、自分に必要だと思う道具や機材を選び、高山病などの予習をおこないました。

それでも実際に登ってみると色々なものが見えてきました。

今回は実際に富士登山を行なった際の服装を元に登山ウェアについて記載・紹介して行きます。



はじめに

 

登山には「三種の神器」と呼ばれている以下のアイテムが必須とされています。 ①雨具 ②登山靴 ③ザック


この3つは必ず用意していくということを忘れないで下さい。

1つ目の雨具、2つ目の登山靴はこの後解説して行きます。

3つ目のザックは次回ご説明をさせていただきます。


突然ですが、あなたはスーツを着る時どんな風に着ていますか?


素肌に直接Yシャツを着ますか?

基本的には肌着→Yシャツ→ジャケット


ではありませんか?


登山時もそれと同じようなもので、まずはベースとなる肌着。

その上に着るTシャツ。

風や雨、寒さをしのぐためのウインドブレーカーやレインウェア。

といった具合で重ね着するイメージです。

いわゆるレイヤリングという着こなし方です。


さらに富士に限らず、そして日帰りであれ宿泊であれ、それぞれ着替えることを考え自分に合う枚数を持って行って下さい。

(代謝が良い方や、天候が優れないような日程に行く方は、プラス予備を持って行っても良いかもしれません。)




神器や登山用の服って本当に必要?

 

小学生から7〜80代のお爺ちゃんからお婆ちゃんまで登る富士山。

海外からの観光客も多く訪れるため、「体力があれば登れる」というイメージが強いのではないでしょうか?

私も「練習すれば登れる」「体力があれば行ける」なんていうイメージがありましたが、現実は違います。

今年2018年7月28日頃には安全指導員の方が台風の影響を受け強風のため遭難、お亡くなりになられたというニュースがありました。

死因は低体温症だったそうです。

プロの方でも急な天候不良によりお亡くなりになってしまう方がいらっしゃいます。

特に遭難者は毎年数十名。死亡者は毎年数名いらっしゃるそうです。

服装はその中でも登る前にできる対策の一つだと私は思います。

体力も大切ですが、捻挫や低体温症で身動きが取れなくなってしまう危険から逃れるためにも、最大限準備をして下さい。




私が持って行った登山ウェア

 

私はモンベルとコロンビアのウェアを併用していますが、正直ブランドはどこのものでも良いかと。

ただし、綿100%などではなく、化学繊維(ポリエステルなど)を選んで下さい!

綿は汗の吸収には優れていますが、乾きが遅く、ずっと汗を蓄えたままなので体温を下げてしまいます。

また、富士山は特に気温が低く涼しいを通り越して寒く感じるので、速乾性に優れたものを個人的にはオススメします。


私は以下のウェアを持って行きました。


【モンベル ジオライン クールメッシュ シャツ】

速乾性と通気性に優れたアンダーウェア。

汗かきの私にはピッタリの肌着で、これを使用して以降、普段着にも取り入れてしまうほど着心地の良い製品です。

どれほど汗をかいてもすぐに乾きますし、何より熱がこもらず、汗が身体を伝うことはありません!

ただ、めちゃくちゃ薄い素材で出来ているので肌が透けます。

あとは破れそう。

普段は、これを着たあとに普通のTシャツを着ます。



【モンベル ジオライン ライトウェイト タイツ】

クールメッシュよりも若干厚さが増した生地。

基本的な性能は上記と変わりません。

どちらも終始着用していましたが、その上に着ている服に汗が伝い、濡れてしまうといったことはありませんでした。



【モンベル ウィックロン T-シャツ(日本自然保護協会)】

こちらも速乾性と通気性に優れた素材を使用したTシャツ。

さらに紫外線を90%以上カットしてくれる優れもの。

野外アクティビティを楽しむ方の紫外線対策の味方ですね!

あと、光に当たると臭いを分解してくれる何かが練りこまれているらしく消臭機能も搭載!(どんな技術!?)

購入したシャツの売り上げの一部は、カッコ内に記載している日本自然保護協会の活動に役立てられるそうです。

これはシャツによって違い、「ライチョウ保護」や「子どもたちにライジャケを!」などもあります。



【モンベル サニーサイドパンツ】

撥水加工が施されたパンツ。

動きやすく伸縮性と耐久性がありながらも比較的薄手。

春〜秋まで活用出来そうですが、富士山頂では少し寒いかも……

モンベル サポーテック トレッキングソックス

意外と見落としがちなソックス。

シャツやパンツは揃えてもソックスは「まぁ、家にあるのでいいか…」と思いがち。

登山時、特に急勾配な場面では靴の中で足のかかとやつま先を擦ったり打ったりしてしまい、靴づれや最悪爪が剥がれてしまうことも……(もちろん、ピッタリと合った靴を履くことも大切です)。

そうなってしまうと、登れるものも登れず、降りれるものも降りれなくなってしまいます。

トレッキングソックスは吸汗と速乾に加え、サポートタイツのように足全体の負担を和らげるサポート性を備えています。



【コロンビア グレンロイリバーTシャツ(オムニフリーズゼロ)】

「オムニフリーズゼロ」というテクノロジーが使用されたTシャツ。

ざっくり説明をすると、自分の汗を利用して生地全体の温度を下げるという特殊な製品。

ただ汗で冷たくなるのではなく、ちゃんと乾燥も早い。

夏場の普段着にも大活躍しているシャツですが、コロンビア公式インタビューにも記載されているように、富士山では寒すぎるかもしれません。

個人的には丁度良かったのですが、多分それはアンダーウェアを着ていたから。

気候に合わせて選びましょう。



【コロンビア マウンテンズアーコーリングIIジャケット】

「登山三種の神器」の1つ目である「雨具」。

高い防水性能を備えた登山用レインジャケット。

雪が降ったり積もったりしていない2500〜3000m級の登山向き。

今回の登山では雨が降らずウインドブレーカー・防寒用として活用しました。

以前もコロンビアのレインウェア上下セットを使用していましたが、最初の登山でパンツが壊れ、経年によりジャケットの撥水性能が無くなったので、こちらに買い替えを行いましたが透湿性はこちらの製品が高く感じました。



【コロンビア フリーザーゼロアームスリーブ】

基本半袖で登山していたため使用。

前述のオムニフリーズゼロ機能と紫外線保護(UPF50)を備えたアームガード。

運転や仕事の際によく使用していますが、常にサラッとした感覚が続くところがお気に入りです。



【コロンビア ゲッパーキャップ】

防水性能を備えたキャップ。



【コロンビア カラサワ オムニテック (シューズ)】

「登山三種の神器」の2つ目「登山靴」

ローカットやミドルカット、ハイカットなど様々ですがローカットよりもハイカットやミドルカットのものが良いかと思います。

どの山においてもそうですが、足場が不安定な場所を移動していくので、捻挫などをおこさないためにもしっかりとした靴を選びましょう。

私が利用している靴は防水加工が施されているので、雨の日でも移動することができます。




まとめ

 

いかがだったでしょうか?

以上が主に持って行ったウェアです。

他にも着替え用の下着なども持って行きましたが、必須は「雨具」と「登山靴」です。

中には普段着で登山を行なっている方もいらっしゃいましたので、必ずしも……というわけではありません。

しかし、その場合は身体を冷やさないように、ちゃんと着替えを用意していった方が良いと思います。

私は登山経験も少なく、ハッキリ言って初心者です。 きっと今から登ろうと考えているあなたと、あまり変わりません。 これからの記事が参考になれば幸いです。

今回はウェアを紹介しましたが、次回は登山三種の神器の3つ目「ザック」についてお話をしていきます。




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